top of page

AMIGO!


この写真はどこで撮ったかわかりますか?​

アメリカの西海岸? 中米カリブ? 南米ブラジル? これは南西アフリカのアンゴラ共和国の首都ルアンダで撮ったスナップです。”写真を撮っていい?”と聞くと、こんな無邪気なポーズをとってくれました。

日本人を見るのは珍しいはずですが、みな”AMIGO"(ポルトガル語で”ともだち”)と親しげに声をかけてくれて、歓迎してくれてました。

ブラジル、ロシア、インド、中国のBRICSの次に世界が注目するのが「アフリカ」です。そのアフリカでも、アンゴラは特殊な国です。

アンゴラは長い間ポルトガルの植民地でした。公用語はポルトガル語で、人口の8割がキリスト教徒です。他のアフリカ諸国と異なり、ポルトガルの影響で欧米文化が浸透しています。

1543年に種子島に漂着して鉄砲を伝えたのもポルトガル人です。その約90年後、長崎に出島ができて、そこに移り住んだのもオランダ人ではなく、実は最初はポルトガル人です。

ひょっとしたら、日本人が初めて聞いた西洋の言葉も、この”AMIGO”かもしれません。


bottom of page