top of page

Até já!


アンゴラの学校では、終業式があちこちで始まってます。

日本は新学期は4月から始まりますが、

アンゴラでは1月からです。

ここは市内にある職業訓練校。

朝から終業式が始まりました。

クーラーの無い、トタン屋根の会場は、

照りつけるアフリカの太陽の日差しと、

先生や学生の若いエネルギーで、会場は文字通り熱気に

包まれていました。

校長が学生に修了証書を渡しています。

アンゴラの慣わしとして、こういう時は親しみを込めて軽く

ハグをしながら、ほほに口づけのポーズをします。

最後の学生に手渡されると、会場の熱気は最高潮に達します。

彼らはこの職業訓練校から巣立っていきますが、前途は多難です。

アンゴラの経済は四年連続してマイナス成長。

24歳以下の若者の失業率は、なんと6割です。

しかし、彼らは希望と勇気に満ちていました。

きっと、自分たちの道を切り開いていくことでしょう。

校長は最後に、「では、また会いましょう」(Até já!、アテ・ジャ)

と言って、壇上から別れを告げました。

Até já!(アテ・ジャ)は、命がある限り、必ず運命的な再会がある

と信じて言う別れの言葉です。

いい言葉だな、と思います。

ぼくも、明後日でアンゴラを離れることになりました。

3年間の滞在でした。

その間、アンゴラの人々から、多くのことを学びました。

手元には修了証書は何もありませんが、

心のどこかに、3年間を修了した、という安堵と達成感があります。

「アンゴラ滞在記」もいつの間にか、沢山のみなさまに毎週読んで

いただけるようになりましたが、ここで終わりとさせていただきます。

来年の3月から、次はモザンビークに行くことになりそうです。

また、アフリカの大地で会えることを楽しみにしています。

長い間、ありがとうございました。

Até já!(アテ・ジャ)!


bottom of page