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Sushi

  • republicofangolajp
  • 2019年12月6日
  • 読了時間: 1分

「SUSHIとの出会いが、ぼくの人生を変えたんだ」

そう、言いながら、寿司を握っているのは、

ルアンダ在住のルイ(RUI)さん。

彼は、ポルトガル人です。

東京の六本木にある寿司店で、

わずか三ヶ月修行したルイさん。

いまアンゴラで地元で獲れた魚を使って、

寿司を握っています。

彼は店を持っていません。

口コミで彼の評判は広まっていて、

家庭に呼ばれて、台所で寿司を握ります。

まさに、プライベートな寿司職人。

この前も、ルアンダ在住の日本人の自宅で

15名近い駐在員に、寿司を握ってくれました。

本場の寿司を知る日本人に、一人で挑む、真剣勝負です。

地元のマグロ、イカ、タイ、をはじめ、

今朝、獲れたての魚を漁師さんから買い付けたルイさん。

丹念に、素早く、包丁を入れたかと思うと、

刺身が見事に皿に盛り付けられていきました。

間髪入れず、次は寿司を握っていました。

気迫さえ感じました。

舌のこえた日本人駐在員は、みな脱帽。

勝敗は、15対0で、ルイさんの勝ち。

気がつくと、もくもくと後片付けを始めています。

そして、日本人が食後の談笑に夢中になっている頃、

彼は、台所の最後の一滴の水を拭き取って、

帰っていきました。

SUSHIで人生が変わったルイさん。

寿司の手品師のようでした。


 
 
 

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