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Por Kilo

アンゴラ料理はポルトガルやブラジルの影響を受けています。塩分は控えめで、唐辛子も使わず辛くありません。シンプルな調理が多く、日本人の味覚に合っています。アンゴラ料理を皿に盛り付けると写真のようになります。左から時計回りに、ピカーニャ(Picanha):牛のランプ肉に岩塩をすり込んだBBQにした一品。フンジ(funge):地元ではマンジオカと呼ぶイモ科の粉を水で溶いてこねた主食。上にかかっているのがフェイジョン(feijão)と呼ばれる豆の煮込み料理。その下が炊き込みご飯、チキンのBBQ。鶏肉はしっかりと肉厚があってジューシーです。

アンゴラでは、様々な料理をビュッフェ式でお皿に盛り付けるレストランが沢山あります。日本ではビュッフェはお一人いくらと決まっていますが、アンゴラでは盛り付けた”重さ”で支払います。このシステムはPor Kilo(ポール・キロ)と呼ばれ、ブラジルでも普及しています。

前菜、主食、副食からデザートまで、単価が同じとはユニークなシステムです。ちなみに、

写真の盛り付けで約500円です。

アンゴラ産の牛100%のひき肉は100グラム100円を切っていて、地元の野菜や果物も新鮮なものが安く手に入るようになったことが、量り売りシステムの普及を後押ししたのだと思います。

日本のビュッフェでは元を取るために、ついつい皿に乗り切らないほど取ってしまいますが、アンゴラのPor Kiloシステムではそんな心配はご無用です!


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