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Lixo

  • republicofangolajp
  • 2017年5月19日
  • 読了時間: 2分

LIXO ....”リーショ”と読みます。

ポルトガル語で”ゴミ”という意味です。

ルアンダの町で、清掃や整備が行き届いている場所はまだ一部で、

多くの場所ではゴミがゴミ箱からあふれたり、道端に放置されています。

多いのがペットボトル、レジ袋、そして生ゴミです。

ゴミ回収が間に合っていないだけでなく、残念ながら環境に対する意識が

まだまだ希薄と言わざるを得ません。ここでは分別回収はありません。

ゴミに群がるのは、ハエ、犬、そして行くあてを失った貧しい人たちです。

若者やよれよれの浮浪者が、ゴミ置き場に群がる光景をよく目にします。

さ迷い歩いた先のゴミ箱をあさり、口に入れられるものは口にし、

持ち帰えれるものは持ち帰り、次のゴミが来るのをじっと待っています。

ペットボトルの中に残った最後の一滴の水を飲み干す人も見ます。

それもできなくなった人は、倒れ込むように日陰で横になっています。

残酷なようですが、これがアンゴラのもうひとつの現実です。

生々しい貧困と深刻な生活苦が、改善されずにそのまま放置されています。

しかし、ゴミ清掃員の人たちはしっかりと仕事をしています。

全身を覆い包むような作業服に身をかためて、一生懸命回収してます。

イーリャの海岸でも、朝はボランティアと思われる人が砂浜を清掃しています。

カメラを向けても嫌な顔を見せません。話しかけると、手を振ってくれます。

どこか彼らの背中に優しさを感じます。

アンゴラの社会には行き場を失った人たちが沢山います。

こういう優しい気持ちで手を差し伸ばしてくれる人が現れるのを、

彼らもじっと待っているのかもしれません。


 
 
 

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