Mão a mão
Mão a mão マオン・ア・マオン、
”手をつないで”、という意味です。
家の前で手をつないで横断歩道を渡る学童とすれ違いました。
体格も良く、きれいな身なりで、満面の笑顔を浮かべていました。
日本でもよく目にする光景が、ルアンダの町にもあります。
どこかホッとします。
しかし、ここからほど近い貧困地区にいくと、
光景は一変します。
多くの家は、土がむき出しの道に面して建っています。
雨が降ると、道は冠水し、あたり一面にゴミが浮きます。
ルアンダの人口7百万人のうち、半分以上は水道のない家に住んでいます。
多くは、水飲み場や井戸で水を汲んで生きています。
この前、幼い兄弟が一生懸命水を汲んでいるのを見ました。
お兄さんに助けられて、妹がタライ一杯の水を頭の上に乗せていました。
弟の方はバケツ一杯の水を頭に乗せて、妹を追いかけていきました。
家の手伝いだと思いますが、細い腕が、今にも折れそうでした。
アンゴラでは11歳以下の子供の4人に1人は学校に通えていません。
その代わり、このような手伝いをしています。
一日でも早く、貧しい子供たちが水汲みから解放されて、
仲良く手をつないで通学できる日がくることを祈るばかりです。