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KIANDA


アンゴラでは、古くから海の神様KIANDA(キアンダ)が信じられています。

KIANDAは漁師の守り神です。

このKIANDAという名前のついたジン(お酒)がアンゴラで作られています。

スコットランド人とアンゴラ人がこの事業を立ち上げました。

このジンの特長は、香り付けにバオバブの木の実、ハイビスカスとナツメグなどの

薬草成分を加えて独特の風味を醸し出しています。栓もコルクを使っています。

このジンは別名、LUANDA DRY(ルアンダ・ドライ)と呼ばれ、

ルアンダ市内でもなかなか手に入りません。

このLUANDA DRYをジントニックで味わうと格別です。

ルアンダ流のジントニックは、平底グラスを使わず、

大きなゴブレットグラスに入れます。

ある店では、トニックウォーター、ナッツの実、柑橘系の果物、シナモン、ミント

を手際よくいれてくれます。

アンゴラの夕焼けのような、鮮やかなワインレッドを演出してくれます。

凝った一杯だったので、思わずボーイさんにカクテルの名前を聞いたら、

「ただのジントニックです」と、そっけない返事がかえってきました。

海から町に吹き込むルアンダの風は、以外とドライですが、

お店の人も”ドライ”でした。

思わず苦笑いしながら、名前の無いジントニックを一人でゆっくり味わいました。


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