Rio Kwanza
アンゴラ内陸から大西洋に流れ出るアンゴラ最大級の川の名前です。
”リオ・クアンザ”と呼ばれています。
全長1000キロのこの川にはダムや発電所が建設され、ルアンダ
の電気も、ここから送電され、上水道もここからひかれています。
このクアンザ川の河口を旅しますと、珍しい動植物に出会えます。
世界最大のサギの”オニアオサギ”(Goliath Heron)も多く生息して
います。小柄なパープルモンキーと呼ばれる猿もよく見ます。
大西洋に流れ出る河口付近には、小さな村やリゾートペンションが
点在しています。子供たちが水浴びや魚とりをする様子が見れます。
16世紀にアンゴラに進出したポルトガル人は、このアンゴラ川を
のぼって、上流の町を開拓していきました。
喜望峰を発見したポルトガルの探検家バーソロミュー・ディアズの
孫(Paulo Dias de Novais)も1560年にこの河口を探検しています。
河口はルアンダから80キロ程度しか離れていません。観光開発に
誘致に出遅れているアンゴラなので、観光客もほとんどいません。
静かな湖のような川には、代々続く網で魚をとる漁師がいました。
開発が遅れている分、魚の生態系も、昔と変わらないのでしょう。
今日も、ここだけは時間が止まっていました。