Arroz
米はポルトガル語で”アロース”(Arroz)と言います。
アンゴラ人は長細い米をシンプルに炊いて食べます。
内戦によってアンゴラ国内の田んぼは破壊されて、
国産米の生産は少なく、多くが輸入米に頼っています。
ルアンダから国内線で一時間のところに、ウアンボ
という町があります。そこは標高1700メートル
にあり、爽やかな空気と青い空が広がっていました。
そこには、日本が支援する田んぼがあります。現地の
農民に手取り足取り、米作りを指導しています。
ある田んぼでは、片足の農夫がいました。
恐らく、地雷に触れて片足を失ったのかもしれません。
しかし、彼が鍬の使い方が一番上手いそうです。
別の場所では、子供たちが、長い手足を伸ばしながら、
藁の上を飛び跳ねて、元気よく遊んでいました。
アンゴラの農民は地雷や不発弾に誤って触れてしまう
危険といつも隣り合わせです。
アンゴラで生産される米も、命がけで作られています。
それだけに米の一粒一粒がきらきら光って見えました。