Conta
”コンタ”と発音します。「お勘定」 という意味です。
レストランで"Conta, por favor”と言えば「お勘定」です。
アンゴラではテーブル席にボーイさんが来てお勘定を済ませますが、
珍しい習慣がアンゴラにはあります。
中級レストラン以上では、”コンタ”を頼むと、ボーイさんは小箱を
テーブルに持ってきます。。
フタを開けると、中に伝票の紙が入っています。
支払いは箱の中に現金を入れて、フタをしてボーイさんに渡します。
ボーイさんは奥にいって現金を数え、しばらくするとつり銭を箱に
いれてテーブルに戻ってきます。
アンゴラではチップの習慣はないので、つり銭は持って返って良い
のですが、やはりどの国も”心づけ”は喜ばれるものです。
小箱の中にそっと500クアンザ(約150円)でも残しておくと
ボーイさんは満面の笑顔を浮かべて、”オブリガード”と言います。
この小箱には特に名前はついていないそうです。
小箱は店によって様々なデザインや形があり、一様ではありません。
いつ頃から始まった習慣かわかっていませんが、
どこか寡黙で、紳士的なお勘定の作法を、”コンタ”のとき感じます。