Rosa de Porcelana
今日はアンゴラ原産の動植物をご紹介しましょう。
“ロサ・デポルセラナ”(Rosa de Porcelana)、という花があります。
一本の長い茎に、一輪の大きな花が咲きます。
アンゴラの高原に生息する、アンゴラの固有種です。
蕾は、ピンクと白グラデーションです。満開に咲くと、幾重に折り重なる花びらが
まるで小さな桃源郷のような、不思議な空間を作り出します。
この花はひっそりとした日のあたらない場所で育ちます。
ロサ・デポルセラナの花ガ咲くと、あたりの空間が、花の生命の息吹に包まれます。
もう一つの固有種が、 Galinha-d'Angola という、鶏です。
“アンゴラニワトリ”とここでは呼びましょう。
黒い羽に、白い斑点の模様がついて、育つと体調30センチになります。
“アンゴラニワトリ”は、その後、ポルトガル人によってブラジルにも紹介されました。
胴体の割りに、首が細く、小さく、滑稽で可愛いニワトリです。
“アンゴラニワトリ”は臆病で、逃げ足が速く、なかなか近寄ることはできません。
愛嬌のある体つきから、アンゴラでは手作りの置物のお土産として売られています。
大き目のサイズで、一個1500クアンザ(約400円)です。
“ロサ・デポルセラナ”も“アンゴラニワトリ”も、珍しい動植物ですので、アンゴラ人
はとても大切に育てています。