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Refugiado

  • republicofangolajp
  • 2018年1月7日
  • 読了時間: 2分

アンゴラ北部にルンダ・ノルテ州という州があります。

ここはコンゴ民主共和国と接しています。昔のザイールです。

昨年からコンゴ国内で民族対立が激しさを増しています。虐殺や暴行から

逃れて、コンゴ人が難民化して、国境を越えてこの州に逃れてきています。

その数は3万人以上で、四分の三は女性や子供です。

中には、家族が虐殺されたのを目の当たりにした子供もいるそうです。

ここにいる難民は、幸運にも、逃げ延びてこれた人たちです。

国連をはじめ、世界中の支援団体やアンゴラ政府の支援を受けて、今年

北部の最前線に難民キャンプが二ヶ所できました。

難民の収容が本格化しています。

キャンプは一時受入型と定住型で分かれています。

その難民キャンプに行ってきました。

今回は、定住型キャンプの様子をお話します。

難民はそれぞれ生い立ちが違います。コンゴで裕福な生活をしていた人、学校

の先生、農民、・・・と様々な人がいますが、「とにかく生きてアンゴラに

たどり着く」ことを目指してきたようです。

ある家族のテントの中をお邪魔させてもらいました。6畳一間程度の広さに、

4人の子供をいれて6人で生活しています。

彼らはコンゴに戻ることはありません。

ここで定住して、生活を始めなければなりません。

同行してくれたモザンビーク出身の女性の若い国連職員が、「自分も昔は難民

(Refugiado)だった」、と明かしてくれました。

「希望と勇気を持てば、全てを失ったわけではないことを教えていくんです」

この職員の言葉は、経験に裏打ちされた説得力がありました。

難民は皆フランス語を話します。

難民キャンプを歩いていると、笑顔で「ボンジュール」と声をかけてくれます。

この中から、大人になって、笑顔で「ボンジュール」と難民に声をかける国連

職員が将来生まれるかもしれません。そう信じることが、一つの希望の始まり

だと感じました。


 
 
 

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