Fazenda
「幻のアンゴラのコーヒー」は、ルアンダの南にあるクワンザスル州
が産地です。コーヒー畑は標高1000メートルの高原に広がっています。
ここには大小900ものコーヒーの”ファゼンダ”(農場)があります。
ホテルとコーヒー農園を経営するある”ファゼンダ”に泊まってきました。
この農園は70年前にポルトガル人によって始まり、その子孫が看板
を守っています。週末と重なり、外国人の旅行客で賑わっていました。
爽やかな高原の透き通った空気。
遠くの山々が、手に取るように望めます。
このコーヒー農園では、アラビカ豆とロブスタ豆の両方を栽培しています。
豆の収穫、精製までを農場で行い、焙煎(ロースト)を業者に出します。
クワンザスル州のコーヒーの品評会で数々の賞を受賞したここの豆は
アンゴラの市場でも定評があります。
農場にはアンゴラ原産の名花 "ROSA DE PROCELANA"も咲いています。
その切花を、ホテルの女将さんが一本一本、女性の観光客にプレゼント
していました。
食事は、昔の工場の建物を改装した、レトロなレストランでいただきます。
食後のコーヒーは、これまた格別でした。
名花 の切花のように、訪れた観光客の記憶に残り、いつまでも消えない、
味わい深い一杯のコーヒーでした。