British Museum
イギリス・ロンドンにある大英博物館(British Museum)。
先月、そこの「アフリカ」フロアに行ってきました。
大英博物館といえば、ロゼッタストーンやエジプトのミイラを
思い浮かべますが、「アフリカ」フロアも見逃せません。
やはり多くの来場者で賑わっていました。
1フロアがすべてアフリカ関連の展示でした。
ナイジェリア、ケニア、タンザニアなどメジャーな国から、仮面、
弓矢、楽器や人形などがたくさん展示されてました。
どれも文化財として一級品です。
アンゴラからの出品を期待しながら、まるで宝探しのように
目を凝らしながら、フロアを回ってみました。
すると、ありました!
19世紀に地方部族”チョケ族”が作った木彫りの椅子です。
これがアンゴラからの唯一の展示でした。
椅子の脚には、チョケ族の始祖とされる、”チビンダ・イルンガ”
(Chibinda Ilunga)という人物の姿があしらわれています。
椅子はどちらかというと、地味です。
残念ながらあまり注目されず、素通りする来館者が多かったです。
昔は、権威の象徴だったこの椅子も、いまは、大英博物館で静かに
隠居していました。
地味な展示でしたが、大英博物館にアンゴラからの展示があった
ことに、驚きと喜びを感じながら、博物館を後にしました。