Karate
”オっす!”(押忍)
気合の入った声が体育館に響き渡ります。
今日はアンゴラの空手選手が一同に集まる、空手大会。
この大会は、アンゴラの日本大使館が主催しています。
選手も、審判もみなアンゴラ人です。
テレビ局も駆けつけています。
熱心なファンがスタンドから見守る中、競技が始まりました。
空手を学ぶアンゴラ人は全国に5000人以上いるそうです。
空手着を着て、礼儀正しく試合に臨む姿は、まるで日本人です。
写真の団長は、空手を始めて43年になるそうです。
彼が型を披露すると、館内の空気はピーンと張り詰めました。
顔には、アンゴラで空手を普及させてきた自信が満ち溢れています。
これからも空手道一筋に生きるという決意さえ感じました。
会場の隅では、見事な型を演じた子供が取材を受けていました。
まさに、”アンゴラの空手キッド” (Karate Kid do Angola) です。
2020年の東京オリンピックで正式種目となる空手。
東京オリンピックでは、アンゴラ選手のKARATEが、注目
を浴びて欲しいものです。