Bandera
「こんなところに日本人」という番組の撮影で
日本から取材クルーがアンゴラに来ました。
先発隊までいれるとクルーは10日以上滞在していました。
番組にとってアンゴラが30カ国目の記念すべき取材でした。
クルーは短い滞在にもかかわらず、アンゴラに深く入り込んで、
人々の暮らしぶりから大自然まで、カメラに収めていました。
日本との時差や長時間の悪路の移動ももものともしないタフさは、
さすが、アフリカで取材経験を積んだプロだと感心しました。
「アンゴラは思ったより撮影しやすいですね。カメラを向けても、
みな嫌がらずに、ニコッと笑ってくれますね。」、とクルーのみなさん
は言っていました。
内戦のあった他のアフリカの国では、元気のない子供や悲惨な体験を
今でも引きずっている人々が多いようです。
カメラマン愛用のビデオカメラには、アンゴラと日本の国旗(BANDERA)
がさりげなく貼ってありました。
撮影の時に、相手からも見えるよう、位置や大きさも工夫してありました。
「見えるところに友好の証の国旗を貼ることはとても大事なんです。」
「アンゴラのお世話になって、映像を撮らせて頂いているんです。」
さりげなく話していた一言に、国旗や友好の深い意味が込められていました。
アフリカ54カ国の国旗がすべてステッカーで手に入るとは限りません。
無いものは、手書きでわざわざ作るそうです。
「ぜひアンゴラにはもう一度来たいです。」
そう言い残して、アンゴラを出発されたクルーのみなさん。
アンゴラの人々も、もう一度来て欲しい、と思っているに違いありません。