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Crux

  • republicofangolajp
  • 2019年1月5日
  • 読了時間: 2分

アンゴラ南部の大西洋岸。

水平線の彼方に日が沈み、夜空に星が浮かび上がりました。

日本では見られない珍しい星座が登場します。

南十字星が神々しく、輝いてます。

オリオン座は逆立ちして見えます。

北極星は水平線の下に隠れて見えません。

ここは南半球。

北半球の星座は主にギリシャ神話が由来ですが、

南半球は、大航海時代に由来する星座がたくさん登場します。

たとえば全天で一番小さい星座の南十字星。

5000年前は北半球でも見えたようです。

キリストが十字架にかけられた時代は、まだ地平線に確認できたようです。

その後、北半球の人々からしだいに忘れられていきました。

北半球で目印とされていた北極星は、

赤道付近で水平線に消えてしまうため

南半球で航海を続けるための新しい目印が必要となりました。

それが、南十字星(Crux)です。

大航海時代の1500年に、ポルトガルのMestre João(ジョアン)

という天文学者によって初めて記録されて、世に知られます。

十字の4.5倍の縦方向に、天の南極があります。

南半球の空には、大航海時代に実際に使われた道具の名前も

星座につけられてます。羅針盤、六分儀、八分儀、時計。

これらの星空の名付け親は知りませんが、

アンゴラ沖を航海した人物かもしれないと思った瞬間、

浜に打ち寄せる波の音が、あたりに響き渡りました。


 
 
 

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