Pastel de Nata
今日はアンゴラの代表的なスィーツを紹介します。
Pastel de Nata (パステル・デ・ナタ)、いわゆる「エッグタルト」です。
18世紀に、その原型をフランスの修道女がポルトガルに伝えた、と言われています。
その後、リスボンの修道院で”Pastel de Nata”として進化します。
当時、修道女は、卵の白身を使って、衣服を糊付けしていました。
そこで残った卵黄を使って、Pastel de Nataが生まれました。
1820年にポルトガルで起きた自由主義革命で、それまで修道院の秘伝のスィーツだった
Pastel de Nataが、修道女によって市民に販売されるようになり、瞬く間に広まります。
このレシピがアンゴラに伝わったのも、早くても19世紀半ば以降、と思われます。
今では、街のいたるところに売られています。
スーパーに行くと、一個329クアンザ、100円程度です。
外の皮はパリパリ、中にはしっとりと甘いカスタードが詰まってます。
今日も店先でPastel de Nataを売るアンゴラ人の女性。
丁寧に、手際よく袋詰めしてくれる姿は、どこか修道女に似ていました。