Hospitalidade
川の静かなせせらぎが聞こえます。
ここは州境を流れるクワンザ川のほとり。
空は真っ青に晴れて、暑い日ざしが照り付けます。
あたりを見渡しても何も無い、大自然の真ん中で
ホテル主催のランチの準備が始まっています。
ランチの目玉は地元でとれた食材のバーベキュー。
チキン、牛肉、ポークに川魚。
鶏肉は肉厚の地鶏です。
釣ってきたばかりの新鮮な魚も焼かれています。
テーブルのセッティングには綺麗な緑のテーブルクロスが使われ、
食器やワイングラスがきれいに並べられています。
ビールやワインもクーラーボックスでキーンと冷やされてます。
ここは、町から遠く離れています。
山間のホテルからはここまで、
舗装されていない悪路を四駆で走ること一時間。
これだけの材料を運んでくるだけで、骨が折れます。
それにもかかわらず、この小さなホテルは、従業員あげて
お客を精一杯もてなそうと、一所懸命働いていました。
あるもので、できるもので、真心込めてもてなしてくれる
アンゴラ流のおもてなし (Hospitalidade)。
このテーブルにはどんなお客さんが座るのでしょう。