Girafa de Angola
アンゴラから南部のナミビアにかけて、
「アンゴラキリン」 (Girafa-de-Angola) という種のキリンが生息しています。
昔はアンゴラ国内にも沢山いましたが、内戦でほぼ絶滅したそうです。
V字の模様が体全体にあることが「アンゴラキリン」の特徴です。
V字は、白、クリーム色、茶色と、グラデーションがかかっています。
美しい紋様をもった希少なキリンとして、世界的に有名です。
アフリカ全体で現在1万5千頭の「アンゴラキリン」が生息していると言われていますが、
その1%程度しか、アンゴラ国内にいません。
ほとんどが、内戦の犠牲となり、まるで難民のように隣国に逃れて、保護されています。
キリンの体長は5メートルを超えます。
長い首のおかげで、高い木の実も食べたり、
遠くを見渡すこともできます。
内戦や密猟でアンゴラ国内で絶滅しかけた「アンゴラキリン」。
人間のことを、まだ心から信じていないのか、
この前サファリパークに行くと、
まるでかくれんぼのように、
遠くからぼくらの様子をうかがっていました。