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Garça


ルアンダ市には、ポルトガル時代の瓦の屋根の家が多く残っています。

旧いオレンジ色の瓦屋根が残る町並みは、

おそらく西アフリカ唯一だと思います。

その屋根瓦すれすれを、真っ白なサギ(ポルトガル語でGarça)の

群れが飛ぶのが毎日見れます。

日が昇ると、海沿いの木立から一斉に陸に向かって飛びはじめ

日が沈む頃になると、大西洋に沈む夕日に向かって、

一斉に巣に帰っていきます。

ポルトガル人が入植した四百年以上の昔から、このサギの習性が

続いていると想像するだけで、ロマンを感じます。

市内の屋根瓦は夕方になると西日を受けて、落日の太陽と同じ

鮮やかなオレンジ色に輝き始めます。

その美しく輝く屋根瓦に沿って、雄大な夕日を目指すサギの群れを

見れるのは、アフリカでもルアンダ市だけでしょう。


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