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Moxico

  • republicofangolajp
  • 2019年10月5日
  • 読了時間: 2分

アンゴラの最も西の「モシコ州」(MOXICO)に行ってきました。

ルアンダから国内線で1時間半。

MOXICOと書きますが、アメリカ大陸のMEXICO(メキシコ)とは

関係はありません。

東はザンビアと国境を接する、アンゴラで一番大きい州です。

モシコ州は27年に及ぶ内戦の激戦地でした。

今でもアンゴラで最も地雷が埋まっている州の一つとされています。

このモシコ州は、蜂蜜が特産です。

生産量は年間3500トン。日本全国の生産を上回ります。

良質な蜂蜜は、アンゴラ全土に出荷されています。

首都ルアンダまで鉄道と陸路を使って運んできた蜂蜜を、

ペットボトルに詰めて売っているモシコ州出身者は少なくありません。

500ミリリットルのを一本試しに買ってみました。

値段は2000クアンザ、約500円です。

その味は、実に素朴で、濃厚。懐かしい風味がしました。

それもそのはず。

モシコ州の養蜂では、写真のような樹皮と藁でできた、

昔ながらの手作りの「蜜の巣」から蜜を採取しています。

これで20リットルの蜜が取れるそうです。

地雷原がまだ多く残るモシコ州ですが、

ミツバチはその上を自由に飛びことができます。

蜂蜜が数少ないモシコ州の特産物にさせたのは、

モシコの人々が、特別な思いで養蜂を育ててきたからでしょう。

早朝、宿を離れるときに、

遠くから若い姉妹が歩いてくるのが見えました。

頭の上に洗濯物を一杯乗せています。

週末でも、朝からみな蜂のように頑張って働いていました。


 
 
 

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